幕末から明治にかけて加賀藩の領地である加賀・能登・越中に見られる庶民の風習である。
花嫁は嫁入りの際、玄関先で実家と婚家の水を半分ずつ混ぜて飲み干し、実家の紋を入れた花嫁のれんを嫁ぎ先の仏間の入り口にかける。婚家の仏前で手を合わせ「どうぞよろしくお願いします」とお参りしてから結婚式が始まる。
花嫁のれんの色や柄には時代ごとに流行り廃りがあり、麻や綿のものも見られるが、多くは絹で加賀友禅の手法が用いられ、これもこの伝統技術が継承された一因といわれる。
一本杉を中心にゴールデンウィークをはさんで二週間ほど、百数十枚の花嫁のれんが飾られます。
平成22年9月17日登録 第5353935 (28類・30類・41類)
平成28年5月13日登録 第5852642 (16類・36類 )
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