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幕末から明治にかけて加賀藩の領地である加賀・能登・越中に見られる庶民の風習である。
花嫁は嫁入りの際、玄関先で実家と婚家の水を半分ずつ混ぜて飲み干し、実家の紋を入れた花嫁のれんを嫁ぎ先の仏間の入り口にかける。婚家の仏前で手を合わせ「どうぞよろしくお願いします」とお参りしてから結婚式が始まる。
花嫁のれんの色や柄には時代ごとに流行り廃りがあり、麻や綿のものも見られるが、多くは絹で加賀友禅の手法が用いられ、これもこの伝統技術が継承された一因といわれる。
一本杉を中心にゴールデンウィークをはさんで二週間ほど、百数十枚の花嫁のれんが飾られ、花嫁道中も行われる。全国でもここにしかないイベントとして、観光客の評判も高い。
下の動画は2009年の'ちょんこ山祭り'の様子を撮影したものです
(撮影者:酒元昭二(一本杉町))
雑誌『銀花』で紹介された花嫁のれん関係の記事を抜粋した小冊子を発売中。オールカラー500円。
一本杉通りのお店で売っていますので、声をかけてください。
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